【冬の旧広尾線】雪に埋もれた再会と、初めての鉄路の記憶

廃線_未成線

北海道・十勝。かつてここを走っとった「国鉄広尾線」の跡を辿るんは、僕にとってちょっと特別な時間や。

特に雪の季節は、すべてが白く塗りつぶされて、鉄道の記憶がより鮮明に浮かび上がってくるような気がする。

今回は、

三度目の訪問になる「愛国」「幸福」、ほんで初めて足を踏み入れた「大正」を巡った記録を綴ってみるわ。

1. 懐かしい駅舎との再会、愛国駅
まずは愛国駅や。ここはもう三度目やけど、来るたびに表情が違う。
雪の中に静かに佇む駅舎は、まるで旧友に会うような安心感があるな。今回も、あの使い古された駅名の看板を一枚。
「愛の国から幸福へ」。有名な言葉やけど、三度目ともなると、観光スポットとしての顔より、この厳しい寒さの中で鉄路を守り抜いた当時の人らの体温みたいなもんを感じて、なんや静かな気持ちになったわ。

2. 初めての邂逅、大正駅
次は、今回初めて訪ねた大正駅。
愛国と幸福には何度も来てるのに、ここだけは縁がなかってんな。
行ってみたら、駅舎はなくて看板がポツンと立ってるだけ。やけど、その潔さがかえって「廃線」のリアリティを突きつけてくる。
周囲は何にもない雪原。けど、初めてこの場所に立ったからこそ、雪の下に眠る路盤の息遣いがダイレクトに伝わってくるような気がした。看板一枚にこれほど見入ってしまうんは、やっぱり鉄道好きの性やろな。

3. 三度目の正直、幸福駅のキハに魅せられて
旅の締めくくりは、これまた三度目の幸福駅。
ここには、雪の中にじっと耐えてるオレンジ色の気動車(キハ22)がおる。
どこまでも白い雪
突き抜けるような青空
ほんで、鮮やかなキハの朱色
何度見ても、このコントラストには圧倒される。けど、三度目の今回は、今までで一番きれいに撮れた気がするわ。車体に積もった雪が、まるで現役時代の過酷な雪中行軍を語ってるようで、無心でシャッターを切った。

旅を終えて:通うことで見えてくるもの
未成線や廃線跡を巡ってると、「形あるもんはいつか無くなるけど、物語は積み重なっていく」いうことをつくづく感じる。
初めての大正駅の新鮮さと、三度目の愛国・幸福駅の深み。
雪が音を消した十勝の空の下で、当時の列車の音を想像しながら歩く時間は、何物にも代えがたい贅沢やな。
皆さんも、一度行った場所でも季節を変え、回数を重ねて訪ねてみてはどうやろうか。きっと、新しい発見があるはずやで。
最後まで読んでくれて、おおきに。

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