こんばんは。放浪癖と道楽がやめられない、つよぽんです。
僕は昔から、鉄道の廃線を巡るのが好きです。かつて鉄路があった場所に立ち、過ぎ去った時間に想いを馳せる。そこにカメラを構え、自分だけの「一枚」を切り取る。それだけで、日常の喧騒を忘れられるんです。
そんな僕が、どうしてもこの目で見たいと願い、焦がれ続けた場所がありました。 北海道・上士幌町にある「タウシュベツ川橋梁」。 季節によってダム湖に沈んだり現れたりすることから、「幻の橋」と呼ばれています。
これまで何度も計画を立てましたが、天候やタイミングに阻まれ、気づけば三年の月日が流れていました。 しかし先日、ようやく、ようやくその時が訪れました。
氷の世界、沈黙の橋
氷点下の冷たい空気を吸い込みながら、真っ白に凍りついた糠平湖の上を歩き出します。 一歩進むごとに、スノーシューが雪を噛む音が静寂に響く。 遮るもののない広大な雪原。その先に、その姿は突如として現れました。


古代ローマの遺跡を彷彿とさせる、連続した美しいアーチ。 ボロボロに崩れ落ちたコンクリートの肌は、過酷な自然の中で戦い続けてきた証です。 ファインダー越しに覗くと、そこには「美しさ」と同時に、いつかは消えてしまう「儚さ」が同居していました。
「やっと会えたな」 思わず独り言がこぼれました。 三年越しの想いが結実した瞬間、寒さも忘れ、ただひたすらにシャッターを切り続けました。鉄道ファンとして、そして一人の旅人として、この光景に出会えたことは人生の大きな財産になった気がします。
道楽は続く、完璧なバーンを求めて
さて、感動にどっぷり浸った後は、もう一つの「道楽」の時間。 今回の旅の舞台、ぬかびら源泉郷に来たのなら、**「ぬかびら源泉郷スキー場」**を満喫せずにはいられないでしょう。
ここの魅力は、なんといっても見事に整地されたピステンバーンです。 朝一番の引き締まった雪面。エッジがしっかりと噛み合う感触が足裏から伝わってきます。
小回りでリズムを刻み、大回りで加速し、思い切って体を倒し込んでカービングを切る。 風を切る音だけが耳元を通り過ぎていく爽快感は、まさに格別。 静寂の中で橋を見つめた時間と、白銀の斜面を攻めるアグレッシブな時間。 この「静」と「動」の贅沢なコントラストを同時に味わえるのが、この旅の醍醐味です。
放浪癖があるからこそ出会える景色があり、道楽に生きるからこそ味わえる感動がある。 三年の時を待ったからこそ、今回の旅は人生の中でも指折りの、特別なものになりました。
旅は、やっぱりやめられそうにありません。





































ここ 廃線跡です。夏場の風景とは また趣がちがう。
ぬかびら源泉郷スキー場。。


